馬の飼料の主役は、実は配合飼料ではなく粗飼料なんです。私が多くの馬主さんと話してきて感じるのは、「馬の飼料」と聞くと、まず穀物や配合飼料を思い浮かべる方が多いこと。でも、答えはシンプルで、馬の健康の基本は、牧草や乾草などの粗飼料にあります。馬の消化器系は、もともと一日中草を食べ続けるように進化してきました。だから、あなたの馬に最適な飼料を選ぶなら、まず粗飼料をしっかりと確保してほしいんです。例えば、私の知り合いの牧場では、粗飼料の量を増やしただけで、馬の胃潰瘍のリスクが減ったケースもあります。この記事では、馬の飼料の種類や選び方のポイントを、私の経験も交えながらお伝えしていきます。
E.g. :フェレットの拡張型心筋症:症状・治療法から家庭ケアまで完全解説
「馬の飼料」と聞いて、まず思い浮かべるのは配合飼料や穀物かもしれません。しかし、馬の健康を支える本当の主役は粗飼料です。粗飼料とは、牧草や乾草など、植物の繊維質を多く含む飼料の総称。馬の消化器系は、一日中放牧しながら少しずつ草を食べるように進化してきました。
なぜ粗飼料がそれほど重要かというと、馬の胃は常に胃酸を分泌し続ける構造だからです。この胃酸は、粗飼料をかむことで出る唾液と混ざり合って中和され、胃壁を守ります。もし長時間空腹が続くと、胃酸が胃の粘膜を傷つけ、胃潰瘍のリスクが高まるんです。私の経験上、放牧時間が短くて乾草も十分に与えられていない馬は、落ち着きがなくなることが多い。だからこそ、馬の飼料は粗飼料をベースに考えてほしい。
あなたの馬に必要な粗飼料の量は、体重の1〜2%が目安です。体重500kgの馬なら、1日あたり5〜10kgの乾草や牧草が必要になります。
「そんなに食べさせるの?」と思うかもしれませんが、馬は本来、1日に16〜17時間もかけて草を食べる動物です。この量を一度に与えるのではなく、できるだけこまめに分けて与えるのが理想。私の知っているある牧場では、1日4回に分けて乾草を給餌し、さらに放牧時間を確保することで、馬のストレスを大幅に減らせたそうです。粗飼料が不足すると、馬は退屈から木をかじったり、異食行動(糞を食べるなど)を起こすこともあります。この量はあくまで最低ラインなので、運動量が多い馬や成長期の若馬は、もっと必要になるケースもあります。
Photos provided by pixabay
牧草は、馬にとって最も自然な形の飼料です。放牧地で生えている草をそのまま食べるので、馬の本能に合った食べ方ができます。
しかし、「放牧させておけば大丈夫」という考えは危険です。私が何度も見てきた失敗例ですが、管理が行き届いていない放牧地は、栄養価が低く、かえって寄生虫の温床になります。夏場の牧草は糖分が高くなりやすく、代謝系疾患や肥満傾向の馬には注意が必要。しっかりした牧草管理をしないと、牧草は「粗飼料」というより「問題の種」になりかねません。理想的な放牧時間は、1日あたり最低でも8〜10時間。私の提案としては、放牧と乾草を組み合わせて、栄養バランスの良い飼料計画を立ててみてください。
乾草は、イネ科乾草とマメ科乾草の2種類に分けられます。イネ科乾草(チモシーなど)は、繊維質が豊富でカロリーが低め。一方、マメ科乾草(アルファルファなど)は、タンパク質やカルシウムが多く、カロリーが高いのが特徴です。
あなたの馬が「イージーキーパー(少しの餌で太りやすい馬)」なら、イネ科乾草をメインにするのが無難。私も以前、アルファルファばかり与えていたら、馬がみるみる太ってしまった経験があります。逆に、運動量の多い競技馬や成長期の若馬には、アルファルファを少量混ぜると良い。ただし、乾草だけではビタミンEやオメガ3脂肪酸が不足しがちなので、バランスフィーダーやサプリメントで補う必要があります。私の友人である獣医師は、乾草はロットによって栄養価が変わるから、年に1度は飼料分析をしたほうがいい
とアドバイスしてくれました。
角材は、乾草を細かく切って圧縮した飼料です。特に高齢馬や呼吸器系の疾患を持つ馬に適しています。
角材の最大のメリットは、栄養価が一定なこと。乾草のように、ロットごとに品質が変わる心配がありません。また、ほこりが少ないので、ぜんそくのような症状がある馬にも安心です。ただし、角材だけを与えると、馬が早く食べ終わってしまうので、退屈や消化器系の問題が起こりやすくなります。私の経験では、角材を与える際は、必ず少量の長茎乾草(通常の乾草)も一緒に与えると良い。目安としては、1日あたり角材の他に0.5〜1kgの長茎乾草を加えることをおすすめします。
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ペレットは、乾草を粉末状に粉砕して固めた飼料です。角材と似ていますが、より細かく、消化が早いという特徴があります。
ペレットを選ぶときは、ラベルをしっかり確認してください。なぜなら、糖蜜(モラセス)が添加されている製品があるからです。糖蜜が入っていると、糖分やデンプン質が増えるため、クッシング病やインスリン抵抗性の馬には危険です。ある飼い主さんは、ペレットだけに頼って馬が太りすぎてしまったと話してくれました。一方で、ビタミンやミネラルが強化されたペレットもあり、高齢馬の栄養補給に役立ちます。私の提案は、ペレットを主食としてではなく、乾草や牧草の一部として、1日2〜3kgまでに抑えること。
ヘイレージは、水分を多く含んだ乾草を密封して発酵させた飼料です。日本ではまだ普及していませんが、ヨーロッパではよく使われています。
ヘイレージのいいところは、タンパク質やミネラルの保持率が高いこと。乾燥させる過程で失われる栄養素が少ないんです。また、水分が多いので、呼吸器系の疾患を持つ馬にも優しい。ただし、最大のリスクはボツリヌス菌による中毒。密閉状態が悪いと、この菌が繁殖してしまいます。私の知る限り、日本でヘイレージを扱う牧場はまだ少ないですが、信頼できるメーカーの製品を選べば、可能性は広がる。もし試すなら、開封後はすぐに使い切るのが鉄則です。
「馬の飼料なら、何でもいいだろう」と思っていませんか?実際、私も最初はそう考えていました。しかし、粗飼料の種類によって、馬の健康状態は大きく変わります。
例えば、アルファルファばかり与えていると、カルシウム過多になるリスクがあります。これは、特に成長期の若馬では、骨格の発育に悪影響を及ぼす可能性がある。一方、イネ科乾草だけでは、タンパク質やエネルギーが不足する馬もいます。私の友人は、競技馬にチモシーだけを与えていたら、筋肉量が落ちてしまったと言っていました。だからこそ、あなたの馬の目的や年齢に合わせて、適切な粗飼料を選ぶ
ことが大切です。馬の飼料は、単なる「食べ物」ではなく、馬のパフォーマンスと健康を左右する重要な要素なんです。
Photos provided by pixabay
「馬が草を食べたいだけ食べるなら、好きにさせておけばいい」こんな考え方も危険です。肥満馬は、蹄葉炎やメタボリックシンドロームのリスクが高まります。
私の経験では、放牧時間を制限しないと、馬が肥満になるケースが非常に多い。ある牧場では、夏場に放牧しっぱなしにしたら、馬が40kgも太ってしまったそうです。一方で、乾草をケチって与えすぎると、馬が痩せてしまう。理想的な給餌量は、体重の1.5〜2%を目安に、馬の状態を見ながら調整すること。私の提案は、週に1回は馬のボディコンディションスコア(BCS)をチェックする
習慣をつけること。これだけで、飼料の過不足を防げます。
「馬の飼料は、何が一番いいの?」この質問に、単一の答えはありません。馬の年齢、運動量、健康状態によって、最適な粗飼料は変わります。
例えば、成長期の若馬(5歳以下)には、カロリーとタンパク質が多いアルファルファが適しています。一方、高齢のイージーキーパーには、低カロリーのイネ科乾草が安全。運動量の多い競技馬なら、アルファルファとチモシーの混合
がおすすめです。私の知る調教師は、馬の状態を毎日チェックして、飼料の配合を変えていると言っていました。ここで1つ、自問自答してみましょう。あなたの馬は、本当にいまの飼料で満足していますか?
答えは、馬の体重や毛艶、元気さを見ればわかります。馬の飼料選びは、馬と対話するようなものです。
「ネットの情報だけで判断するのは危険」と、私は強く言いたい。特に、代謝系疾患や消化器系の問題を抱える馬は、獣医師のアドバイスを仰ぐべきです。
実際、私の知り合いの馬主は、自分で勝手に飼料を変えて、馬の体調を崩したことがあります。獣医師に相談したら、血液検査やBCSスコアをもとに、適切な飼料計画を立ててくれたんです。また、飼料のコストも考慮する必要がある。アルファルファは高価ですが、イネ科乾草は比較的安い。放牧ができれば、夏場の飼料代を節約できます。私の提案は、年に1度は獣医師による健康診断
を受け、その結果をもとに飼料を見直すこと。馬の飼料は、長期的な視点で選ぶのが成功の秘訣です。
馬の胃は、少量ずつ常に食べ続けるようにできています。そのため、飼料を1日2回の大量給餌にするのは、消化器系に負担をかけるんです。
理想的なのは、1日4〜6回に分けて給餌すること。私の友人は、自動給餌器を使って、3時間おきに乾草を与えるシステムを導入しました。結果、馬の胃潰瘍のリスクが大幅に減ったそうです。また、給餌時間を決めることで、馬のストレスも軽減される
と獣医師が教えてくれました。もし、あなたが忙しくて頻繁に給餌できないなら、スローフィーダー(ゆっくり食べるためのネット)を使うのも手です。これなら、馬が一度に食べる量を抑えられます。馬の飼料管理は、「少量頻回」が鉄則です。
「夏と冬で、馬の飼料は変えるべき?」という質問をよく受けます。答えは「はい」です。季節によって、馬のエネルギー消費量や牧草の栄養価が変わるからです。
夏場は、牧草の糖分が高くなるため、肥満馬や蹄葉炎のリスクがある馬は、放牧時間を制限する必要があります。一方、冬場は保温のために多くのエネルギーを消費するので、乾草の量を増やすか、アルファルファを混ぜるといい。私の経験では、冬場は夏場よりも1.5〜2割多く乾草を与えると、馬が痩せずに済みます。また、季節の変わり目は、馬の体調が崩れやすい
ので、飼料を急に変えるのではなく、2週間かけて徐々に切り替えるようにしましょう。馬の飼料は、馬の声を聞きながら調整することが大切です。
「馬の飼料を選ぶとき、何を基準にすればいい?」この疑問に答えるために、代表的な粗飼料の栄養価を比較してみましょう。以下の表は、一般的な数値に基づいています。
| 粗飼料の種類 | タンパク質(%) | 繊維質(%) | カロリー(Mcal/kg) | カルシウム(%) |
|---|---|---|---|---|
| 牧草(夏場のイネ科) | 10〜15 | 30〜40 | 1.8〜2.2 | 0.3〜0.5 |
| イネ科乾草(チモシー) | 8〜12 | 35〜45 | 1.5〜1.9 | 0.3〜0.4 |
| マメ科乾草(アルファルファ) | 18〜22 | 25〜30 | 2.0〜2.5 | 1.2〜1.5 |
| 角材(アルファルファ) | 17〜20 | 25〜30 | 2.0〜2.4 | 1.1〜1.4 |
| ペレット(チモシー) | 9〜12 | 30〜35 | 1.6〜1.9 | 0.3〜0.4 |
この表を見ると、アルファルファはタンパク質とカルシウムが特に多いことがわかります。一方、イネ科乾草は繊維質が多く、カロリーが低め。あなたの馬が肥満傾向なら、イネ科乾草をメインに、運動量が多いならアルファルファを少量プラスするのが私のアドバイスです。ただし、これらの数値はあくまで平均値で、実際の値は収穫時期や保存状態によって変わります。獣医師と相談しながら、あなたの馬に合った配合を見つける
ことをおすすめします。
「馬の飼料を決める前に、何を確認すればいい?」という質問に、以下のチェックリストで答えます。これを毎回見直すだけで、失敗が減ります。
今、あなたの馬を思い浮かべて、このチェックリストを当てはめてみてください。例えば、5歳の競技馬で、週に5回運動するなら、アルファルファを20%混ぜたイネ科乾草が適しているかもしれません。また、20歳のイージーキーパーなら、イネ科乾草のみで、放牧時間を制限するのが安全。このチェックリストは、馬の飼料を選ぶときの羅針盤
です。私もこれを使って、馬の健康を守っています。あなたもぜひ、試してみてください。
「馬の飼料」と聞いて、まず思い浮かべるのは配合飼料や穀物かもしれません。しかし、馬の健康を支える本当の主役は粗飼料です。粗飼料とは、牧草や乾草など、植物の繊維質を多く含む飼料の総称。馬の消化器系は、一日中放牧しながら少しずつ草を食べるように進化してきました。
なぜ粗飼料がそれほど重要かというかというと、馬の胃は常に胃酸を分泌し続ける構造だからです。この胃酸は、粗飼料をかむことで出る唾液と混ざり合って中和され、胃壁を守ります。もし長時間空腹が続くと、胃酸が胃の粘膜を傷つけ、胃潰瘍のリスクが高まるんです。私の経験上、放牧時間が短くて乾草も十分に与えられていない馬は、落ち着きがなくなることが多い。だからこそ、馬の飼料は粗飼料をベースに考えてほしい。
粗飼料ならどれでも一緒じゃない?
と聞かれることがあります。答えは、全然違うよ。色、香り、触り心地で品質が如実に変わります。
例えば、良い乾草は緑色が鮮やかで、甘い牧草の香りがするもの。逆に、黄色っぽくてカビ臭い乾草は栄養価が低く、馬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ある牧場主は、安いからといって品質の悪い乾草を買い続けた結果、馬が慢性的な下痢を起こしたそうです。私のアドバイスとしては、買う前に必ず現物を確認して、色や香りをチェックすること。また、乾草の水分量が多すぎるとカビが生えやすい
ので、触ってみてベタつきがないかも確認してください。馬の飼料は、品質が健康を左右するという意識を持ちましょう。
あなたの馬に必要な粗飼料の量は、体重の1〜2%が目安です。体重500kgの馬なら、1日あたり5〜10kgの乾草や牧草が必要になります。
「そんなに食べさせるの?」と思うかもしれませんが、馬は本来、1日に16〜17時間もかけて草を食べる動物です。この量を一度に与えるのではなく、できるだけこまめに分けて与えるのが理想。私の知っているある牧場では、1日4回に分けて乾草を給餌し、さらに放牧時間を確保することで、馬のストレスを大幅に減らせたそうです。粗飼料が不足すると、馬は退屈から木をかじったり、異食行動(糞を食べるなど)を起こすこともあります。この量はあくまで最低ラインなので、運動量が多い馬や成長期の若馬は、もっと必要になるケースもあります。
Photos provided by pixabay
牧草は、馬にとって最も自然な形の飼料です。放牧地で生えている草をそのまま食べるので、馬の本能に合った食べ方ができます。
しかし、「放牧させておけば大丈夫」という考えは危険です。私が何度も見てきた失敗例ですが、管理が行き届いていない放牧地は、栄養価が低く、かえって寄生虫の温床になります。夏場の牧草は糖分が高くなりやすく、代謝系疾患や肥満傾向の馬には注意が必要。しっかりした牧草管理をしないと、牧草は「粗飼料」というより「問題の種」になりかねません。理想的な放牧時間は、1日あたり最低でも8〜10時間。私の提案としては、放牧と乾草を組み合わせて、栄養バランスの良い飼料計画を立ててみてください。
乾草は、イネ科乾草とマメ科乾草の2種類に分けられます。イネ科乾草(チモシーなど)は、繊維質が豊富でカロリーが低め。一方、マメ科乾草(アルファルファなど)は、タンパク質やカルシウムが多く、カロリーが高いのが特徴です。
あなたの馬が「イージーキーパー(少しの餌で太りやすい馬)」なら、イネ科乾草をメインにするのが無難。私も以前、アルファルファばかり与えていたら、馬がみるみる太ってしまった経験があります。逆に、運動量の多い競技馬や成長期の若馬には、アルファルファを少量混ぜると良い。ただし、乾草だけではビタミンEやオメガ3脂肪酸が不足しがちなので、バランスフィーダーやサプリメントで補う必要があります。私の友人である獣医師は、乾草はロットによって栄養価が変わるから、年に1度は飼料分析をしたほうがいい
とアドバイスしてくれました。
角材は、乾草を細かく切って圧縮した飼料です。特に高齢馬や呼吸器系の疾患を持つ馬に適しています。
角材の最大のメリットは、栄養価が一定なこと。乾草のように、ロットごとに品質が変わる心配がありません。また、ほこりが少ないので、ぜんそくのような症状がある馬にも安心です。ただし、角材だけを与えると、馬が早く食べ終わってしまうので、退屈や消化器系の問題が起こりやすくなります。私の経験では、角材を与える際は、必ず少量の長茎乾草(通常の乾草)も一緒に与えると良い。目安としては、1日あたり角材の他に0.5〜1kgの長茎乾草を加えることをおすすめします。
Photos provided by pixabay
ペレットは、乾草を粉末状に粉砕して固めた飼料です。角材と似ていますが、より細かく、消化が早いという特徴があります。
ペレットを選ぶときは、ラベルをしっかり確認してください。なぜなら、糖蜜(モラセス)が添加されている製品があるからです。糖蜜が入っていると、糖分やデンプン質が増えるため、クッシング病やインスリン抵抗性の馬には危険。ある飼い主さんは、ペレットだけに頼って馬が太りすぎてしまったと話してくれました。一方で、ビタミンやミネラルが強化されたペレットもあり、高齢馬の栄養補給に役立ちます。私の提案は、ペレットを主食としてではなく、乾草や牧草の一部として、1日2〜3kgまでに抑えること。
ヘイレージは、水分を多く含んだ乾草を密封して発酵させた飼料です。日本ではまだ普及していませんが、ヨーロッパではよく使われています。
ヘイレージのいいところは、タンパク質やミネラルの保持率が高いこと。乾燥させる過程で失われる栄養素が少ないんです。また、水分が多いので、呼吸器系の疾患を持つ馬にも優しい。ただし、最大のリスクはボツリヌス菌による中毒。密閉状態が悪いと、この菌が繁殖してしまいます。私の知る限り、日本でヘイレージを扱う牧場はまだ少ないですが、信頼できるメーカーの製品を選べば、可能性は広がる。もし試すなら、開封後はすぐに使い切るのが鉄則です。
「馬の飼料なら、何でもいいだろう」と思っていませんか?実際、私も最初はそう考えていました。しかし、粗飼料の種類によって、馬の健康状態は大きく変わります。
例えば、アルファルファばかり与えていると、カルシウム過多になるリスクがあります。これは、特に成長期の若馬では、骨格の発育に悪影響を及ぼす可能性がある。一方、イネ科乾草だけでは、タンパク質やエネルギーが不足する馬もいます。私の友人は、競技馬にチモシーだけを与えていたら、筋肉量が落ちてしまったと言っていました。だからこそ、あなたの馬の目的や年齢に合わせて、適切な粗飼料を選ぶ
ことが大切です。馬の飼料は、単なる「食べ物」ではなく、馬のパフォーマンスと健康を左右する重要な要素なんです。
買った乾草をどう保管すればいい?
意外と見落とされがちな質問です。実は、保管方法を間違えると、せっかくの良い飼料が台無しになります。
例えば、直射日光の当たる場所に乾草を置いておくと、ビタミンDが破壊されるんです。また、湿気の多い場所に保管すると、カビが発生して馬の呼吸器系に悪影響を及ぼす。私の知る限り、ある農家は倉庫の換気が悪くて、乾草の一部が腐ってしまったそうです。正しい保管方法は、風通しの良い日陰に、パレットの上に積み重ねること。特に梅雨時は、ビニールシートでカバーすると良い。もう一つ、開封した乾草は1週間以内に使い切る
というルールも守ってください。馬の飼料は、購入後も品質を維持する努力が必要です。
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「馬が草を食べたいだけ食べるなら、好きにさせておけばいい」こんな考え方も危険です。肥満馬は、蹄葉炎やメタボリックシンドロームのリスクが高まります。
私の経験では、放牧時間を制限しないと、馬が肥満になるケースが非常に多い。ある牧場では、夏場に放牧しっぱなしにしたら、馬が40kgも太ってしまったそうです。一方で、乾草をケチって与えすぎると、馬が痩せてしまう。理想的な給餌量は、体重の1.5〜2%を目安に、馬の状態を見ながら調整すること。私の提案は、週に1回は馬のボディコンディションスコア(BCS)をチェックする
習慣をつけること。これだけで、飼料の過不足を防げます。
「馬の飼料は、何が一番いいの?」この質問に、単一の答えはありません。馬の年齢、運動量、健康状態によって、最適な粗飼料は変わります。
例えば、成長期の若馬(5歳以下)には、カロリーとタンパク質が多いアルファルファが適しています。一方、高齢のイージーキーパーには、低カロリーのイネ科乾草が安全。運動量の多い競技馬なら、アルファルファとチモシーの混合
がおすすめです。私の知る調教師は、馬の状態を毎日チェックして、飼料の配合を変えていると言っていました。ここで1つ、自問自答してみましょう。あなたの馬は、本当にいまの飼料で満足していますか?
答えは、馬の体重や毛艶、元気さを見ればわかります。馬の飼料選びは、馬と対話するようなものです。
高品質な粗飼料は高いけど、長期的に見たらどうなの?
という疑問を持っている方へ。実は、安い飼料を選ぶと、後で医療費がかさむことが多いんです。
例えば、品質の悪い乾草を買い続けると、馬が栄養不足や病気になるリスクが高まります。獣医師の診察代や治療費を考えると、最初から良い飼料を選んだほうがコストパフォーマンスが良いんです。また、地元の生産者から直接買うと、輸送費や中間マージンがかからないので、意外と安く済む。私の友人は、近所の農家と契約して、毎年一定量の乾草を買っているそうです。さらに、放牧地の管理を工夫すれば、夏場の飼料代を大幅に節約できる
というアドバイスも。馬の飼料は、一時的な節約より、長期的な投資として考えてほしいです。
「ネットの情報だけで判断するのは危険」と、私は強く言いたい。特に、代謝系疾患や消化器系の問題を抱える馬は、獣医師のアドバイスを仰ぐべきです。
実際、私の知り合いの馬主は、自分で勝手に飼料を変えて、馬の体調を崩したことがあります。獣医師に相談したら、血液検査やBCSスコアをもとに、適切な飼料計画を立ててくれたんです。また、飼料のコストも考慮する必要がある。アルファルファは高価ですが、イネ科乾草は比較的安い。放牧ができれば、夏場の飼料代を節約できます。私の提案は、年に1度は獣医師による健康診断
を受け、その結果をもとに飼料を見直すこと。馬の飼料は、長期的な視点で選ぶのが成功の秘訣です。
馬の胃は、少量ずつ常に食べ続けるようにできています。そのため、飼料を1日2回の大量給餌にするのは、消化器系に負担をかけるんです。
理想的なのは、1日4〜6回に分けて給餌すること。私の友人は、自動給餌器を使って、3時間おきに乾草を与えるシステムを導入しました。結果、馬の胃潰瘍のリスクが大幅に減ったそうです。また、給餌時間を決めることで、馬のストレスも軽減される
と獣医師が教えてくれました。もし、あなたが忙しくて頻繁に給餌できないなら、スローフィーダー(ゆっくり食べるためのネット)を使うのも手です。これなら、馬が一度に食べる量を抑えられます。馬の飼料管理は、「少量頻回」が鉄則です。
「夏と冬で、馬の飼料は変えるべき?」という質問をよく受けます。答えは「はい」です。季節によって、馬のエネルギー消費量や牧草の栄養価が変わるからです。
夏場は、牧草の糖分が高くなるため、肥満馬や蹄葉炎のリスクがある馬は、放牧時間を制限する必要があります。一方、冬場は保温のために多くのエネルギーを消費するので、乾草の量を増やすか、アルファルファを混ぜるといい。私の経験では、冬場は夏場よりも1.5〜2割多く乾草を与えると、馬が痩せずに済みます。また、季節の変わり目は、馬の体調が崩れやすい
ので、飼料を急に変えるのではなく、2週間かけて徐々に切り替えるようにしましょう。馬の飼料は、馬の声を聞きながら調整することが大切です。
「馬の飼料を選ぶとき、何を基準にすればいい?」この疑問に答えるために、代表的な粗飼料の栄養価を比較してみましょう。以下の表は、一般的な数値に基づいています。
| 粗飼料の種類 | タンパク質(%) | 繊維質(%) | カロリー(Mcal/kg) | カルシウム(%) |
|---|---|---|---|---|
| 牧草(夏場のイネ科) | 10〜15 | 30〜40 | 1.8〜2.2 | 0.3〜0.5 |
| イネ科乾草(チモシー) | 8〜12 | 35〜45 | 1.5〜1.9 | 0.3〜0.4 |
| マメ科乾草(アルファルファ) | 18〜22 | 25〜30 | 2.0〜2.5 | 1.2〜1.5 |
| 角材(アルファルファ) | 17〜20 | 25〜30 | 2.0〜2.4 | 1.1〜1.4 |
| ペレット(チモシー) | 9〜12 | 30〜35 | 1.6〜1.9 | 0.3〜0.4 |
この表を見ると、アルファルファはタンパク質とカルシウムが特に多いことがわかります。一方、イネ科乾草は繊維質が多く、カロリーが低め。あなたの馬が肥満傾向なら、イネ科乾草をメインに、運動量が多いならアルファルファを少量プラスするのが私のアドバイスです。ただし、これらの数値はあくまで平均値で、実際の値は収穫時期や保存状態によって変わります。獣医師と相談しながら、あなたの馬に合った配合を見つける
ことをおすすめします。
「馬の飼料を決める前に、何を確認すればいい?」という質問に、以下のチェックリストで答えます。これを毎回見直すだけで、失敗が減ります。
今、あなたの馬を思い浮かべて、このチェックリストを当てはめてみてください。例えば、5歳の競技馬で、週に5回運動するなら、アルファルファを20%混ぜたイネ科乾草が適しているかもしれません。また、20歳のイージーキーパーなら、イネ科乾草のみで、放牧時間を制限するのが安全。このチェックリストは、馬の飼料を選ぶときの羅針盤
です。私もこれを使って、馬の健康を守っています。あなたもぜひ、試してみてください。
E.g. :Q30 牧草の種類について - JRAファシリティーズ株式会社
【放牧農家必見】牧草おすすめ3選!(種類、選び方から管理方法 ...
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A: ええ、本当です。私も長年馬の飼料を選んできて、これは断言できます。馬の消化器系は、一日中少しずつ草を食べるように進化しています。だから、粗飼料をしっかり与えないと、胃酸が胃壁を傷つけて、胃潰瘍のリスクが高まるんです。私の知り合いの牧場主は、配合飼料ばかりに頼って馬が体調を崩した経験があります。逆に、粗飼料をベースにしたら、馬の毛艶が良くなり、元気も戻ったそうです。あなたの馬の飼料を見直すなら、まずは粗飼料の量と質をチェックしてください。これが、馬の健康を守る第一歩です。
A: 目安は、体重の1〜2%です。体重500kgの馬なら、1日あたり5〜10kgの乾草や牧草が必要になります。でも、これは最低ライン。私の経験では、運動量が多い馬や成長期の若馬は、もっと必要になるケースが多いです。ある競技馬のオーナーは、1日あたり12kgの乾草を与えていると言っていました。馬の飼料は、一度にたくさん与えるのではなく、こまめに分けて与えるのがポイント。私の提案は、1日4〜6回に分けて給餌すること。これで、消化器系への負担を減らせます。あなたの馬の体重を測って、適切な量を計算してみてください。
A: どちらがいいかは、馬の状態や目的によって変わります。牧草は、馬にとって最も自然な飼料ですが、夏場の糖分が高いので、肥満馬や蹄葉炎のリスクがある馬には注意が必要です。一方、乾草は栄養価が安定していて、ほこりが少ない製品を選べば呼吸器系にも優しい。私の友人は、放牧時間が短い馬には、乾草をメインにして、牧草を補助的に与える方法を勧めています。馬の飼料を選ぶときは、馬の健康状態と生活環境を考慮する
ことが大切です。獣医師と相談して、あなたの馬に合った配合を見つけてください。
A: 優れているかどうかは、馬の目的によって異なります。アルファルファは、タンパク質やカルシウムが多く、カロリーが高いので、運動量の多い競技馬や成長期の若馬に適しています。でも、イージーキーパー(太りやすい馬)や高齢馬には、低カロリーのイネ科乾草の方が安全です。私の経験では、アルファルファばかり与えると、カルシウム過多になるリスク
があります。特に、成長期の若馬では骨格の発育に悪影響を及ぼす可能性がある。馬の飼料を選ぶときは、栄養バランスを考えて、アルファルファは全体の20〜30%程度に抑えるのが私のアドバイスです。獣医師に相談して、あなたの馬に合った配合を決めてください。
A: はい、急に飼料を変えるのは絶対に避けてください。馬の消化器系は、新しい飼料に慣れるのに時間がかかります。私の知り合いは、ある日突然、乾草をアルファルファに切り替えたら、馬が疝痛を起こしたんです。だから、飼料を変えるときは、2週間かけて徐々に切り替えるのが鉄則。具体的には、最初の3日間は新しい飼料を10%、次は20%、というように少しずつ増やしていきます。また、馬の糞の状態を毎日チェックする
ことも大切です。馬の飼料は、馬の健康状態を見ながら調整することが成功の秘訣です。あなたも、焦らずにゆっくりと切り替えてください。